メンタルがつらいとき
クローン病は寛解期と活動期をくり返す病気のため、寛解期が続いていても、また悪化するのではないかと不安になる方もいらっしゃると思います。寛解期では健康な人と同様な生活を送ることができ、進学や就職、結婚や女性の方であれば妊娠、出産もできます。気にしすぎはストレスの原因にもなって、ストレスで病気が再燃してしまうという悪循環に陥ることもあります。生活をしていく上で、あまり気にしすぎず、好きなものを楽しむといったことに目を向けるとよいでしょう。
また、活動期の患者さんも活動期でもできることを楽しんだり、寛解期でやりたいことなどにモチベーションを持っていくとよいでしょう。
相談する
自分だけでつらさを抱えているのが苦しくなったときは、家族や友人、医師(病院によってはカウンセラー)などに相談してみましょう。患者コミュニティーもありますので、同じ病気の人と気持ちを分かち合うことも心の負担を軽減できる方法です。
ストレス解消法
入浴や適度な運動や旅行はストレスの発散にもなります。疲労が残らない程度であれば自分の好きなことを楽しんでみてください。
NG行動
行動を制限しすぎるとストレスになり、病状に影響を及ぼすことがあるので、病状を把握しながら、許容範囲内でストレスを溜めないように生活を送りましょう。
また、自分を責めすぎないことは大切です。我慢をするというのも心に負担をかける一因になります。自分でできることにも限界があるので周りの方に頼ったり、理解してもらえるようにしてみましょう。
クローン病患者さんの ご家族の方へ
患者さんだけでなく、ご家族の方もクローン病に対して理解することは大切です。制限される生活の中で協力できることは協力しましょう。